大学生と高校生の子どもがいます。
大学受験を経験し、大学受験をする上で一番大事なのは、「基礎学力」だと感じました。
大学受験と一言で言っても、入試方法も違えば、大学のレベルも違えば、問題も違えば、募集人員も違います。
「大学受験」という一括りにされた言葉で誤魔化され多くの人が知らないのです。実態的には、一括りにしてはいけないレベルの違いがあります。
大げさに言えば、この例えを聞いてどうでしょう。
「天気予報士に合格するために、ピアノの練習に励んでいる」
違和感ありますよね。無理じゃんそんなの、意味ないじゃんって思いますよね。
それくらい実は大学受験もそれぞれ違うのです。
なので、全体を把握し、違いを把握し、取り組まないといけないのです。
それが有耶無耶にされ、親も子も分からないまま、終わってから思い知り涙する、そういう人多いです。なんてトンチンカンなことをしていたんだ。と。子どもにはもう前を向いて行ってもらうしかないので終わったあとにマイナスなことはあまりいえません。ママ友と、子どもにかわいそうなことをしたと涙し合うのです。
戦国時代、戦略と運が勝敗を分けましたよね。それと一緒です。
では、どうしたらいいのか。
入試制度もしょっちゅう変わるし時代も変化する。子どもの目標や志望大学、成績も定まらない、場合がほとんどですよね。
私が思ったのは、「とにかく揺るぎない基礎学力をつける」です。
時代が変わろうと、入試制度が大きく変わろうと、志望校が変わろうと、揺るがないものは「基礎学力」なんです。
基礎学力がついていれば、どうにでも出来る可能性が広がります。
難関校も行けますし、医師にも、弁護士にもなれます。
強いて言えば「基礎学力の精度を高める、基礎学力の基礎のレベルをなるべく高くする」ことに意識を向けると良いと思います。
抽象的と思われたかもしれません。具体的に書きますね。
小学生時代 学校のテストで8割9割を取れているか確認。60点は理解できてないので、埋めないと穴になります。通知表だと4以上が望ましいです。3だと穴があると判断されてます。
中学時代 定期テストで450点、コンスタンに平均90点を目指します。平均90点取れていれば基礎学力ついていると言えます。たまに80点、70点などがあってもそれは良いです。気にしすぎず、大きな目で見ます。次のテストでも80点なら、ヤバイですね。理解出来てなかったり、何か問題あるので、対処してあげたほうが良いです。
将来、地方の簡単めの国公立や私立大学で良い人は400点、平均80点が目安となります。逆を言うと、中学で平均80点レベルだと、よっぽどその後覚醒するか努力しないと、旧帝以上の難関大学の一般受験で合格は無理です。
中学の勉強ってはっきり言うと簡単だし、時間も有り余ってるので、それが出来ないことが多い状況のまま、高校の難しい勉強にはついていけないです。
高校時代 単語、用語、基礎問題を固める。地方公立トップ校なら、200番以内くらいで地方国公立大学に一般受験で合格できるでしょう。
中学生までの勉強が8割、9割出来る、ことが、基礎学力がついている、と言える状況だと考えます。
私の叔父が大手企業で働いていましたが、学問自体は中学生までの事で十分でそれ以上は必要ないと言ってました。
医学部やお医者さんの人も、数学って大学以降はやらないらしいです。暗記暗記暗記だって。なので、数学出来なくても国語や英語でその分点取れば医学部入れるよー、やっていけるよーって。限度はあるでしょうが。
大学共通テストの勉強も要は基礎学力どれだけ高められるかの試験なので。高められるかという表現は違うかもしれません。穴が少ないかです。
目標定まらない高校生や、まだ将来はわかんないなあという小中学生は、今やってることの穴をなるべく作らない、強靭な「駆体としての基礎」を作ることを意識したら良いと思います。
親は、ちょくちょくその意識で穴を作ってないか判断し、単元ごとに穴を埋めていけば猛勉強なんて必要ないです。
そういう意識を持ってやっている親子は、傍から見ると、賢いからねーと言われるでしょうが、少しだけ意識して、少しだけ対応してるだけのことを、頭がいいからだよでやらない言い訳にしてると思います。違うんだけどなーと思っていました。
穴を埋めるのが苦手なタイプの子もいます、長男はそうでした。なので、私は早々に心の底では諦めついてましたね。旧帝行けるタイプではないが、運よければ、かなと。むしろ、穴だらけなはずなのに良く食らいついたなと、そっちに尊敬しました。(笑)
可能なら小さいうちから、穴を作らない勉強を出来るようになるのが理想ですね。
長女は、穴を作らず基礎学力高める、という意識でやってきたことがはまり、地方公立トップ高校でトップの層にいます。難問は解けないんですが、難問以外の正解率が高いのです。難問で点とっても、簡単な問題で点とっても、1点に変わりはないので。
大げさに言うなら、難問捨てて簡単問題でも、本当に賢い人たちとやり合えることを目標にしてます。
※私の私見です、意見の一つとしてお捉えください。
ゆうべ、ホットケーキミックスでかぼちゃマフィン作りました。
美味しかったです。