長女が中学を卒業しました。
子どもたちのことを思って尽力してくださった先生と楽しく過ごした友だちとお別れしました。
コロナ禍真っ只中で、入学後すぐ非常事態宣言で自宅で過ごしたり、いろいろな行事もなくなったり、3年間マスク姿だったり、そんな中学生活でした。
卒業式に出て、子どもたちや先生の姿を見て、学校という場所で心も体も成長したなあと感慨深かったです。
いろいろな学びが出来るようになり、学校っていらないんじゃないの?行かなくてもいいんじゃないの?という論議になります。
オンライン授業や、習い事や塾を経験させてきましたが、学校とは子どもたちにかけがえのない必要なものだと感じます。
もちろん様々な選択肢は必要で、学校に行けなかった子どもたちがダメだとか成長してないということではありません。
イジメられたり、辛かったり、病気だったり、無理して学校に行かなければならい、とは思いません。
けれども、自宅待機期間中に強く思ったのは、子どもたちが成長してないと感じたことです。
勉強は宿題やオンライン授業でしているはずなのに。。。
自宅で過ごす中で成長させるためには親のフォローがとてつもなく必要なんです、なので私はそれができなかったので子どもたち成長しませんでした。
昔、どこかで見た言葉、人間関係が辛いから出家したいと言うけれど、出家した僧の世界はもっと厳しい序列社会であり人間関係がある、と。生きてる限り人との関わりを断つのは不可能に近いと。
それを聞いたとき、凄く目からウロコな気持ちになりました。
学校なんて、勉強はオンラインとドリルで出来るんだから行かなくていいでしょ、なノリで大きくなってしまうと、社会に出て大変だと思います。
学校は時に煩わしく時に辛いことも多々ありますが、経験した人間関係や、学びの全てが、社会に出たときの役に立つ力を身につけられる場所だと思います。
もう一度言うと、学校に通えない通わないのがダメなこととは思っていません。ただ、学校で得ること、出来ること、は計り知れなく大きいということです。オンライン授業やドリルで代わりは完全には出来ないということです。
いい学校いい先生いい友達に巡り会えた結果論だから言えることという面もあるとは思います。
しかし、学校が子どもたちみんなのためにそういう場になっていったらいいなと思います。
いろんな先生いろんな学校があって問題も多いのでしょうが、子どもたちのことを、真剣に考えて思って一生懸命な先生もたくさんいると思います。
基本的には、もし自由に学校と自宅とを選べる社会になり、半々どちらもいるというどちらでも選びやすい状態だったとしても、学校に通わせたいと私は思っています。
ムスカリ咲きました!